動物病院で『絶対に守るべき』4つのマナー トラブルを起こさないために飼い主がすべきこととは

動物病院で『絶対に守るべき』4つのマナー トラブルを起こさないために飼い主がすべきこととは

治療や健康管理のために愛犬を動物病院に連れて行く機会は多いと思います。この記事では、愛犬を動物病院に連れて行く際、絶対に守るべきマナーを紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

動物病院で絶対に守るべきマナー

動物病院に来ている犬

1.愛犬を他の動物に近づかせない

動物病院では、待合室で他の犬や猫とすれちがったり、隣に座ったりすることもあると思います。

そのようなとき、フレンドリーなタイプの犬は、他の犬や猫に近づいて行ってしまうことがあります。公園などではそうしたことからコミュニケーションが始まることもあると思いますが、動物病院では控えた方がいい行動です。

病院に来ている動物は、怪我や病気で痛みを抱えていたり、そのせいで神経質になってしまっていたりすることがめずらしくありません。

そのため、見知らぬ犬が近づいてきたことで不安を強めたり、攻撃的になったりすることがあるため注意してください。

さらに、相手の動物が何らかの感染症になっていることも考えられ、近づいたり接触したりすることで愛犬も感染する可能性もあります。

相手の犬にストレスを与えるだけでなく、愛犬が攻撃対象になってしまうことも考えられるので病院内での動物同士の関わりは避けておきましょう。

2.マーキングや排泄をさせない

動物病院に限らず、自宅以外の施設では排泄について十分な配慮が必要です。
病院スタッフに迷惑をかけてしまいますし、他の患者さんを不快な思いにさせたり、感染症の心配をさせてしまうことがあります。

動物病院に行く前には排泄を済ませておくようにして、マーキングする可能性がある場合はパッドなどを活用するといいでしょう。

万が一排泄やマーキングをしてしまったときは、必ず排泄物の処理をするようにして、スタッフにもその旨を伝えるようにしてください。

3.他の動物に触らない

動物病院の待合室などで、他の犬や猫と隣り合わせになったとき、動物好きな飼い主さんはついつい声をかけたりなでたりしたくなることもあると思います。

しかし、相手の動物の飼い主さんに確認せずに触ったり近づいたりすることは、やめておきましょう。

相手の犬は怪我や病気で体に痛みを抱えていることもありますし、病院そのものに不安を感じて過敏になっていることもあります。

そうしたときに不用意に触ることで、手を噛まれてしまうことも考えられるので気をつけてください。
また、相手の動物を興奮させてしまうこともあるので、基本的には他の動物と直接かかわるのは控えましょう。

4.写真や動画撮影は許可を取ること

最近では、愛犬に関する様々なことをSNSでアップする飼い主さんがいます。

多くは見た人が楽しめる内容や参考になるような内容ですが、なかにはあまりにも個人的な内容であったり、誤解を生むような内容であったりすることもあります。

病院での診察の様子をSNS投稿している人もいますが、動物病院内で写真や動画の撮影をするときやそれらをSNSにアップするときは、必ず動物病院の医師やスタッフに許可を取るようにしてください。

撮影する場合は、診察の邪魔になるようなことは絶対にせず、医師の説明もしっかりと聞くようにしてください。
さらに、他の患者さんが映らないように配慮しておきましょう。

まとめ

診察を受けている犬

動物病院でマナーやルールを守ることは、スタッフや他の患者さんに迷惑をかけないようにするためだけでなく、愛犬や飼い主さん自身がトラブルに巻き込まれないようにするためにも大切です。

動物病院では、健康なときであれば問題のないようなことでも、大きなトラブルにつながってしまう可能性があるので、いつも以上に周囲への配慮をするようにしましょう。

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